数値ばかり見ないで患者の顔を見てほしい

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最近は医療でもパソコンで患者情報を管理するようになり、医師の中にはパソコン画面ばかり見ていて患者の脈も取らない人も中にはいます。看護師の中にも病室に来て、パソコン画面の数値ばかりに目を向け患者の表情や口調を細かく観察しない人が増えているように感じます。看護師の仕事が忙しいのは分かりますが、妙に冷めた表情で患者の質問に「私には分かりません」と適当に業務を済ませようとする看護師を時折目にしています。看護師は患者に身近な存在として患者の話しを聴き、状態変化があったら速やかに報告する事が大切です。

しかし、自分たちの忙しさを言い訳にして観察を怠ると、患者の変化を見逃す重大な事態を招く恐れがあります。せっかく一生懸命仕事をして知識や技術を磨いても、心が通っていない対応をする事で患者は本音を話さなくなります。病院では「どうして早く痛い事を言ってくれないんですか」等、看護師が患者を責めている時もあります。実は患者が気を使って痛みを言えなかったという事もあるのです。

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看護師は医師よりも患者が気軽に話せる環境を整える必要があります。高度な知識や技術は患者の信頼があって初めて発揮できるものです。笑顔を欠かさず、患者が話しかけやすい空気を常に出している人が優秀な看護師なのです。病院は病気を治すだけではなく、治療やリハビリに臨む気持ち、退院後に健康的な生活を送る意欲等、精神的なケアも重要なのです。

患者は看護師に精神的な癒しを求めます。それは医師に比べると看護師と接する時間が多く、病気を抱えた事で生じる不安や恐怖を和らげてほしいとする人間として当然の行動です。もし看護師が自分に関心を持たず、不愛想に接して来たら患者の治療意欲は激減していきます。常に患者に寄り添い、患者の味方として安心して治療に臨める状況を作り上げるのが看護師にとって大切な事なのです。

看護師の仕事相手はパソコンではなく患者さん!パソコンで患者情報は管理できても患者さんの心身を管理してあげるのはあくまで看護師だということを忘れずに